戦士が血相を変えて、入浴中の私のところへ来た。ドアのところに仁王立ちの戦士、相当怒りに満ちている。戦士「僕のヘアクリーム、あーちゃん(妹)が使ったやろ!」
他人事のように返答するママン「ああ、使ってたねえ」
戦士「1回100円やよ!使ったら、100円」
まったく理解できないママン「じゃあ、あーちゃんに100円って言えばいいじゃん」
あーちゃんに請求しよう思って浴室のドアを閉め、2階に上がる階段の途中までのぼったのに、また戻ってくる戦士。
声を震わせる戦士「あーちゃんは小さいで、お金持ってないが。お金はお母さんが払ってや」
なんだとーのママン「なんでお母さんが払わなくてはあかんのやって。使ったのはあーちゃんなんやで。しらんわ、そんなもん」(イラつくと福井弁ママン)
自信たっぷりに戦士「あーちゃんのお母さんは、お母さんやろ!こどもがしたことはお母さんが払わなあかんが!100円!100円やって、1回」
なんと、やくざのような脅し!屈するなママン!
理論的に攻めるママン「使う前に、1回100円って知ってて、それを了承したうえて、それでも使ったなら100円払うけど。使ったあとに<あれば1回100円やったで払え>なんてこというのはずるいわ。そんなん後出しやろ。しかもあーちゃんが手の届くところにおいておいた、あんたが悪い。あーちゃんがなんでもも手に取ること知ってるやろ。そんなんお母さんは知りません」
かなり不満そうな顔をしつつ戦士「…分かった。次から100円やでの」
といって、彼がその後した行動は
主張を書く、ということでした。もちろんちょっとやそっとでは手に届かないところにおいてあります。でも、たぶん、悪女は見つけるだろうがね。
というやりとりを、浴室のドアの前でとおせんぼする戦士と、湯船につかっている途中のママンと、していたわけでした。
いやあ、笑いましたな、今回も。
ママン、ありがとう。
これで今晩よく寝られます。