笑劇「RUMORS/噂」@響のホール

満席の会場に、一人席がちらほら空いている。独り身の私はするりと、会場の真ん中の席に座ることが出来た。右隣の人もどうやら独り身。左隣の人は、お母さんがファンであろう、お子様と一緒の方だった。

原作がニール・サイモン、演出が劇団やむなしの座長・中埜さん。ニール・サイモンと聞いて触手が動いたのと(そんなに詳しくないけど)、ニール・サイモンと言えば三谷幸喜、というイメージもあった。笑劇という枕詞だったので、そこそこ笑いを期待に。

冒頭、女優、男優ともに海外の名前で呼び合っていたので(それがなぜかフルネーム、というのはわざとだったのかしら)、海外、おそらくアメリカが舞台なんだなと想像できた。

導入部分が30分ほどあり、観客にも状況が把握できてきた。ただこの起承転結の起承にかなり時間がかかったと思う。少なくとも私は「あ、このテンポとやりとりでこの劇は続くんだ」と理解するのにちょいかかった。

中盤、あれこれ夫婦や人が入れ替わり立ち代わり、平日の夜にNHKで放映していそうな「アメリカドラマにあるウィットにとんだ短いセリフのやりとり」(でもって笑い声が聞こえるタイプ)が振ってきた。ここは観客の好みも別れるところだろう。日本人が外国人を外国名で演じ、その違和感を違和感なく見られるかどうかもあった。笑いどころ、が掴めなくて、笑うタイミングが分からなかった私。海外ドラマが好きなので、せりふ回しは面白かった。

で、最後どうなって終わるんだろう、と??マークが浮かぶ中(最後に、雲隠れ夫婦が出てくるとか?)、包帯を巻いてガウン姿のあの方が。そして落語家顔負けの状況説明長セリフ。まるで最初からそうだったかもしれないと思うほど。目の前に見えてくる、その時の情景。スペイン人のくだりがよく分からなかったけど、どうもそうやらそうだったのか。あのオチもちょっとホラーがかっていて、あ!という一瞬。

私がくぎ付けになったのは、女優さんの足首と靴。ここばかり見てたかも…。
そして役者さんの楽しさ。演じているときの楽しさが伝わってきて、本当に好きなんだなあとひたむきさに感動。

劇団やむなし 第六回公演 笑劇「RUMORS/噂」@響のホール
12月14日金曜 20時の回を鑑賞
https://www.yamunashi.com/list/vol06.html

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