2日間で5つのセミナーをはしごした日のメモ。

土日はこれまでにない行動力でセミナーはしご(子連れ)行ってきました。イベントって重なるなあ。


●第2回女性のための夢実現交流会 @福井県中小企業産業大学校

http://www.fisc.jp/archives/cat3/lady2011_entry.html

県外からゲストがきて、その事例と人に触れられる、という点で興味あり、のぞいてきました。しかも子連れ、事前予約なしの迷惑な参加者の私。司会者は萩原さん。北陸?で起業しようとしている女性ならば、株式会社 ジーアンドエス萩原 扶未子氏は重要人物だと思います。携帯2つ、スマホ1つ、社長なのに学生で研究者でもある女性。

印象的だった話は株式会社DETAIL@福井市の長田さんが「女性性の強い男性、男性性の強い男性がいる。経営には後者の力も必要」という話。女性だと、女性の悩みやつまづきを分かってあげられてしまう、のだけど、そこを「問答無用!」と切り捨てる力も、経営には必要だということでした。そうよね、そんな経験してきたかも。たしかに納得。男性脳・女性脳の論理も知っておくと楽になる。

萩原さんは「経営には3年、5年、7年の壁がある」と何度も話していました。経営だけじゃなくて仕事だったり家庭だったり、なにかしらの「活動」にはこの壁はあるのです、と実感。しかしその壁の乗り越え方を聞きたかったのです!

一番いい出会いだったのは、石川で障害者やお年寄りの方向けに水泳指導をしている「SWIMMING ピュアネット」の北端さんとの出会い。彼女の話も力強い話でした。「ボランティアではない。営利目的でしてこそ続く事業」。起業の出発点は障害者のスクールを受け入れられない施設の対応にギモンを感じたところから。そのサポートをするためには、収益をあけないと続けられない。出発は純粋で、運営にはシビアに。助成金まかせにしない運営方法の好例だと思います。

●セッション展@E&Cギャラリー

http://eandcgallery.com/exhibition/plan16_session/

県内の美術教師7名の展覧会。高校時代の美術の先生や出品すると聞いて、オープニングに参加。卒業以来お会いしていない先生でしたが、まったく変わってないお姿でした。

ひとりひとりの先生の作品説明に、参加した意義を感じたひととき。「空間」「場所性」「垂直性」など、久しぶりに聞いた、独特の美術用語。容赦ない突っ込みをするみなさんのコメントが飛び交って、カッパ巻きとチーズのせリッツをばりばり食べる娘を抱えながら聞いていた次第です。もっと話したかった…久しぶりの美術談義だったのに。


●css nite in fukui vol.4

http://cssnite.fisc.jp/

あ、参加したのは、夜の部です。本編に出られず、久しぶりに鷹野さんにお会いしたい一心で、ダンナさんと育児交代。たまたま懇親会で同じテーブルになったのが、株式会社アンティーの中川直樹社長。私、いったい、人生で何人の直樹さんに出会うんでしょう。へしこを「へこし!」と連呼していたのはこの方です。

中川さんの話によれば、androidやiphone/ipadの登場で、アプリ制作をするSEの力が見直されてきたとのこと。隣のSE君に東京来いよ!と誘っていました。いいなあ、私も行きたいな。SEでないけど。中川さんの出発は画家から、というところに共感、そっち系の話をしたかったです。


今の時代、デザインに差はつけられない。そこで重要なのは編集者の力。閲覧者に感動や気づきを伝えなくちゃ、編集って大事だよ、というような励ましのメールいただきました。落涙)

で、夜2時くらいまで不良主婦は出歩いておりました。恒例の夜明けの秋吉に行けずそこが無念。


●羊部 開催

http://www.cowbell.jp/archives/3234

ネットの森でまごまごしている迷い子のための勉強会です。まごまごというより、イリイリしている(私だけど)と言ってもよいでしょう。最近、wordpressのプラグインで作ることに、はまっている私ですが、あっち立てばこちら立たずでイリイリ。この段階を一個一個つぶしていかねばならぬのです。そんなことしているうちに、twitterやらfacebookが出てきて、あれあれ、自分でしなくて良くなくなってない?みたいなー(女子風)、という社会に。ツールの特性を知って使い分けて使いこなす、ところまで到達していません。ふう。絵を描きたくなってきた。


●「地方のデザインに何が可能か」@福井大学

http://www.flat-fukui.tv/article/58.html

北陸の建築を盛り上げる為に日々活動している福井大学の建築団体 SAK。という団体があったことを知らなかった。ごめんなさい。

山崎亮さん((株)studio-L)、小津誠一さん((有)E.N.N.)、片木孝治さん((株)応用芸術研究所)、FLATから出水建大さん((株)建大工房)の話。

みなさん建築家だけど、建築の話はしてなくて。建築だけじゃなくて、人とイベントをする、環境を作る、文化を作る、ということをされていました。まちづくり、ともまた違う。建てるだけでよかった時代とも違う。

山崎さんの話が、建築ではなくすべての業界に言える話だったと思います。乱暴な要約をしますと

「人口減少、過疎化、限界集落が進む中で、今更、家や建物つくる理由があるの?国土交通省白書には、数十年後には、公共施設の予算どころか、更新も維持もできない状態になるんだよ。地方で、少子化高齢化が進むのであれば、その最先端にいて、最先端の事例を作る、こともひとつの道なんでは」という話。

自分の仕事に置き換えると

人口減少、少子高齢化において、どんな制作物作って、どうやって広報して、クライアントの成果に貢献することができるのか、ってこと。地元では人が減る状態になる「絶対条件」がある。増やすためにはネットという窓口で広げるのもひとつ。現状維持、というバランスは難しい。その状況が目の前にあることを、山崎さんは、数字をもって見せてくれたし、説得力がありました。そこそこを狙うならニッチ。ニッチを掴む嗅覚を持つことも大切。

人口減少、という視点も持つこと、今後の制作と成果を考えるきっかけをもらいました。

そうそう、世界的な社会情勢をふまえて、日本の場合、地方の場合、自分のいる位置を、と落とし込んでいく考え方を忘れてた。この考えは逆ではいけない。だからこそ密かにTOEICでもやろうかなと思っていたり。

この考え、この視点、まだまだな感じ。もうちょっと自分で自分を煮詰めてみます。









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