フランシス・ベーコン展の感想はしっかり書いてないけど@豊田市美術館

8月10日、豊田市美術館へ。狙いはフランシス・ベーコン展です。ベーコンを喰ってやる!的な勢いで家族を巻き込んではるばるこちらへ。

ベーコンさんは、「叫ぶ教皇」シリーズで有名な作家さんです。
私が最初目にしたのは、高校生の時。美術手帖で目にした記憶があります。芸術学系専攻の大学入試では、「小論文」が必須。入試の練習問題として、私はベーコンさんを選んで書きました。

当時の国語の先生は、現代美術も知らなければ、ベーコンって何?美味いの?って感じでした。当然ですよね、当然の反応です。私は、ベーコンさんが描いた「叫ぶ教皇」の図版をコピーして小論文と一緒に提出したときの、先生の顔や頭や全身から「?」マークが出ていたことが忘れられません。これも正しい日本人の反応といえます。

小論文の練習問題は、学校から課題が出たりとか、対策用の問題集があるわけではないので、自分で想定して準備して書いて、みたいなものでした。地方の高校だし、大学で芸術学系なんて学部もそんなにないし…受験対策を自分で作る…何を信じてやればいいのか分からなかった、と寂しい気持ちを思いだした。

もとい、ともあれ、私はベーコンさんの絵に、ビビビっと来ていたのです、うら若き10代の頃。なぜか、どこに、と思われた方は、お酒持って誘ってください。語りましょう。

そんな遠い過去を思い出しながら、豊田市美術館へ。

まったく知らない人が書いたお化けのような絵の展覧会に、強制的に連れてこられた子どもたちと、ウキウキが止まらないママンとの記念写真。
まったく知らない人が書いたお化けのような絵の展覧会に、強制的に連れてこられた子どもたちと、ウキウキが止まらないママンとの記念写真。
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ちょっとおおお!リチャード・セラよ!とひとり興奮のマニアックママ。幸せ。
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階上へ。不思議な場所に来たぞ。
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おーきーまーりの遊び。ちなみにダニエル・ビュランの作品。美術館の設計は谷口吉生。全景を撮れないが残念でした。
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クラブハウスかエロい空間なのか。いえいえ、高橋匡太さんの「ぼくとひかりと夏休み」展の会場。油粘土で会場を埋め尽くし、子どもたちが創作に励んでます。高橋さんは、福井だと「夢のたね」でおなじみの方ですね。
なんか適当に作ったへんないきもの。
なんか適当に作ったへんないきもの。

 

豊田市美術館は、1990年代~現代までの、私のラブなエリアどんぴしゃな収蔵品を持っているところです。フランク・ロイド・ライト、ジュゼッペ・ペローネ、ジェニー・ホルツアーなどなどなど…。

で、肝心のベーコンさんはどうだったかというと、そりゃあ、グッドでしたとも。回顧展は30年ぶりだそうです。子連れの都合で映像作品をきちんと見られなかったのが残念。フォーサイスのダンスというか動きというか、あの映像だけでも涙が出そうでした。3スクリーンの演出も素晴らしかった。

私は単純に絵に惹かれていたわけですが、ベーコンさんは、恋人(男性)が次々亡くなるなど、これでもかっ!というドラマの連続の方だったのですね。あの自伝映画…ちゃんと見よう。

豊田といえばここらしい。みよし市出身の方に教えてもらった、コロッケの「松丈」。評判通りおいしかったっす。
昼間はコロッケを買いに。豊田といえばここらしい。みよし市出身の方に教えてもらった、コロッケの「松丈」。評判通りおいしかったっす。

 

フランシス・ベーコン 特設サイト

http://bacon.exhn.jp/

豊田市美術館

http://www.museum.toyota.aichi.jp/

コロッケといえば松丈

http://tabelog.com/aichi/A2305/A230501/23020178/

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