お風呂から上がった戦士が、はだかんぼうで、バスタオルを顔に乗せたまま動かない。
「イマジナリーフレンドが前は5人くらいいたんだけど、今は20人くらいいるんだよ。時々、名前を忘れちゃうから、こうやってバスタオルをかぶると、思い出すの」
となんだか戦士が怖い台詞を吐き出しました。
おそるおそるママン「そのイマジナリーフレンドは、どこに住んでいるの?」
堂々と戦士「お風呂の中に、お城があるよ。あと、1階のたたみの部屋にもいるよ」
つっこむママン「お名前、分かる子いるの?前はいろいろ話してたね」
戦士「お風呂の天井にくっついている子がいて、その子は、ブラコブ、っていうんだよ。いつもブランコをしている豚なんだ。ほかにもいろいろいるんだよ。お名前書いた表、あげたでしょ?」
確かに、一覧表を書いてくれました。ポケモンショップって書いてあったけれど。
ここでさらに戦士は
「僕の中には、怒りん坊の人とか、泣いている人とかがいるの。怒りん坊の人が時々、僕の前に出てきて、外にむかって怒るの。そのとき僕は、心の中で座って、怒る人がいなくなるのを待っているの」
「……。」
24人のビリーミリガン、みたいだ。
今はそっと話をきいてあげよう。
私は、戦士の中にいるイマジナリーフレンドの話をとても大切にしていて、面白がっているし、その子とのお話し作るようにも話してます。ときどき、ごくたまに「イマジナリーフレンドが頑張れって言ったから、頑張れた」ということもあります。
まあ、たぶん、この話はどうやら「フォスターズホーム」と「ポケモン」の話がごっちゃになってるんでしょう。