蜷川さんのお母さんと、娘の実花さんの展覧会です。
キルトと聞くと、おばちゃんの手芸世界、のイメージでした。
確かに手芸なんですが、宏子さんが作品として発表できるステージにあるのは、布の選び方と配色配置がしっかりしているからでしょう。絵画もデザイン画でも、これほどまでの多色を「一枚の絵にまとめあげる」のはセンスや構成力があるからとお見受けしました。
高価な布を使えば作品になるものとは違い、どう組み合わせていくのか。ひとつひとつのパーツを見ても、色も柄も全く違うのに、一枚の大きな布にすると絵になっている。ミニアチュールの塗り絵のような世界でした。
極彩色は、もともと蜷川家にある色なのでしょうか。生活環境にあるから作り出すものが同じ色合いになるのでしょうか。(私も結構好きな色です)
蜷川実花・蜷川宏子 二人展
ー 写真とキルトが生み出す極彩色の世界 ー