恥ずかしながらの登壇をしてまいりました。
妖しさ満点、昭和感満載、素敵な桃源郷にやってきたよ、桃太郎!
reallocalの安田洋平さんのお話、秘かにしびれておりました。
・語りすぎないこと
・書くことに重きを置くのではなく、見つけに行く、見つけてくる
・飄々と置く
・うっすらとでも意思がある文章を書く
私は、クライアントさんからの課題をもらって編集して紙やウエブで解決する方法を考える編集者です。安田さんは自身で見つけて自身を編集する方なんだなと、編集にも違いを知りました。安田さんのタイプは、相当ストイックに自分をおかないといけないので、相当きつい。
ライターは好き勝手に文章を書いている風に思われがちですが、少なくとも私は自分の言葉で書いたことはなく、取材した方の言葉を文章でまとめている、ととらえています。元Google日本に在籍していた村上憲郎さんに「取材力がライター」と助言いただき、傾聴力8割の仕事だと。
そこにかぶさってくる安田さんのいう「見つけるセンス、感覚のライター」というのは、本当に高いところにある話で、自己研鑽をまざまざと見せつけられ、グオッっとなってました。心の号泣。
うっすらと意思がある文章、しなしなとしのびこませたい気持ちはあります。某雑誌でアートプレビューを書いていたころは、ちょこっと努力していました。一方でだれが書いたか問われない無味な原稿、デザインを感じさせないデザイン、佐藤卓さんのようなテイストも求められております。そのバランスが難しい。地方ライターはそんなもんだ。
私はメディアの選び方というお題をいただき、種類とタイミングのことをお話しました。私のスライドの文字小さかったですね、遠くの方ごめんなさい。馬場さんのラストプレゼンの巨大文字を学びます。もといあくまでも「福井の場合」なので、県外の方は地元の場合、に置き換えて考えてもらえれば、と。
・県内主要メディアの種類
・リリースのタイミング
・お客様が知りたいこと
・SNSと口コミサイトについて
最後の落ちは「礼儀」で締めくくり。
高島健くんは、投げ込み先をより詳しくお話してくれました。そうか、順を追おう手もあったなあ。記者がきゅんと来るワードの列挙!「がんばる」「会見」「特ダネ」「こんなの初めて」。とある県内企業のリリース内容が「特ダネ」にも関わらず「主催本人たちはまったく価値を見出していない」という残念な例も披露してくれました。リリース出してほしいけど、出す内容のポイントずれてるよ!ってところありますものね。
ひとつ付け加え。牛久保さんが「意図しない書き方をされるのをどうしたらいいか」との質問。企画趣旨にもよりますが、事前に「企画書と質問事項を送ってください」というのも手だとおもいます。意外に「企画書」を作成していない場合も多いですから、その文面から取材の本気度を探るという手もあります。これは作り手側の「礼儀」だと思うのです。
ああ、もう人前で話すのは得意じゃないです。ディレクターは人前にでるものではないんでねえ。やはりサシで話するほうが好きだなあ。第2部ではカワイイ女の子たちの出会いがありました。またお会いしましょう。