「GUCCI 4 ROOMS」

エルメスやらプラダやら、グッチまでもが財団を持って現代美術のギャラリーを運営中。この日は銀座にあるグッチの展覧会へ。正確言えば、グッチのフラッグシップ店の、バッグやアクセサリーが並ぶ中に入って、ビルの上のほうへ行かねばならぬ、ちょっとした関門系ギャラリーです。迷いなくエレベーターへ入って、展覧会だけ見に来たんですオーラを発していくところです。

「GUCCI 4 ROOMS」
グッチ銀座 7階
開催期間:2016年10月12日(水)〜11月27日(日)
住所:東京都中央区銀座4-4-10
時間:11:00〜20:00
※入場無料

塩田千春、真鍋大度、Mr,、トラブル・アンドリュー。アンドリューは、2016-17秋冬コレクションでグッチとコラボしている作家です。

4つの部屋に4人の作家さんが披露するインスタレーション。単に作品を発表するわけではなく、「グッチ」に関係性を持って作品にどう取り入れるのか、が見どころ。

真鍋大度。「GUCCI WORDS ROOM」。映像なんだけど、鑑賞者がピンボールみたいなふうにある動作をすると、壁に映像が現れる仕掛け。壁にはグッチの商品が並んでいます。

真鍋さん、聞いたことあるなあと思ったら、ライゾマティクスの方でした。映像作家に真鍋さんっていたけれど、息子さんかなと思ったらどうも違うよう。

直感的に面白い作品でした。詩の意味が分かりにくくて、その変なフォントも気になったけど。ぶわああっつ、ぶわっつ、というふうに炎みたいなのがでてきて、ひゅんひゅんっって移動します。同席した20代女子がえらく興奮してずーっと動画を撮っていました。

http://www.daito.ws/

今、触れたい作家さんかな。もっと掘り下げて思考を知りたい。
20年前にこんな作品をリンツ@オーストリアで見てて、20年経ってここで見るんだという、変なタイムスリップに。

この方の作品を見るために来たと言っても過言ではない、塩田千春さん。神奈川県でやった作品展見に行けなかったし、ベネチアも伝え聞くだけで。小さいながらも同等クラスの展示でした。血液、を思わせる展示、さすがです。生死ではなく私は生理を感じる。「GUCCI HERBARIUM ROOM」

見えないでしょうが奥にベッドがあって、サイドテーブルやベッドの上にはグッチの財布が置かれていて、赤くぐるぐるされています。床の柄などはグッチの柄なんでしょう。

靴が、くつがあああ。このへんになると欧州における日本のイメージってな感じで、退廃とエロとジャパニメーションを好きそうにまとめました感がある。

カイカイキキのキャプションもありました。

トラブル・アンドリューによる映像作品はまったくよくわからなかったけれど。そのあとにおチーフを使った洋服が展示されていました。気づくと、めっちゃ可愛い。

正直、しまむらやMATUYAにありそうだけど何かか違うのでしょう。それは着る人と着こなしか?

ワンピースの拡大。10代の子が着るとカワイイ柄だなあ。

ファッションPressの記事はすっきりとまとまって写真も載っています。

https://www.fashion-press.net/news/26524

gucci4rooms サイト。完成度高い。

http://gucci4rooms.gucci.com/jp/

 

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