仕事の打ち合わせを某会社でしていたら、「トントン」を叩かれた。振り向くと、少年隊のニッキが、実物よりもおそらく小さいニッキが、「こちらへどうぞ」とエスコートしてくれた。
エレベーターに乗り、地下一階まで行くと、そこはまるごとレストランとなっていた。地下一階なのに、この高い天井はなんだ!この明るさはなんだ!と驚く私。
進められるままにテーブルにつく。褐色の大きな木のテーブル。ごつごつしたタイプ、四方と脚にはごてごてしい彫刻がほどこされている。
私を含めて六名くらい、ほかは皆男性。どこかでお会いしたかのような、うっすらと記憶にあるような、でもやっぱり知らない、初対面であろう、同年代の方ばかり。黒いスーツを着ている。
「キノピオなんて、ほんと、こんな高級イタリアンで食事なんて初めてだよ。入れると思わなかった」と興奮気味の隣さん。私も「まったく、そうですね」と同感の意を伝えた。
乾杯はなく、次々と料理が運ばれ、目の前に並べられた。イタリアンのフルコースが一気に並べられたようだ。しかもかなりのボリューム。順番に食べる暇なく、片っ端から手をつけていかないといけない。気がつくと、隣の人は、ものの10分で食べ終えていた。
「で、これってなんの集まりなの?」と斜め前の男性が、幹事らしい人に尋ねた。すると幹事は「なんとなく、集めただけ」という。「なんとなくって、なんだよぅ、なんか目的あるだろうが、知らん人ばかりなんだぞ」と誰かが文句をつける。まったくです、私、どうも幹事さんも知らないみたいですが、きっとどこかでお会いしたんでしょうか…?
イタリアンは、これまで食べたことないおいしさ。見た目は茶色ばかりの、田舎料理のようだけど、ほんとおいしい。私が今食べているのは、うすーいラザニアのようで、挽肉とソースとチーズがたまらない。隣の人が「このグラタンもめっちゃうまいわ!」と絶賛しているので、グラタンにも目移り。奥には、緑色のパウンドケーキの中に、見たことのないカラフルな粒?が入っているスイーツがある。
なぜか急にまわりが薄く白くなってきた。あ、これ、目が覚める、、、その前に食べておこう……、
というおいしい夢を見た。
誰か私の夢の中の食事を再現してほしい。