遠くて、でも近い故・知人に導かれて、「いってやろー」と思って家族を巻き込んで行ってきました。
もともと行くつもりだったのだけど、直前でモチベーションダウンするのが私のだめなところ。
そしてほんと、ほんと前日になって行くと決定。
この回顧展はもう見られないかもしれないし。
とある方に聞けば、大阪でしか展示されない作品もあるらしい。
作品があまりにも脆くて、東京まで梱包してもたないかもしれないそうなのです。
20代の私は、おちんちんをぶら下げたり、詰め物をしたりする彼のアバンギャルドな表現が面白くていました。
作品はいくつかみていたけれど、一堂に、となるのはそれほどなくて。
タイトルの付け方も好きだったんだな。
作品を見てまわりながら「ああ、こういの好きだった自分を思い返す」そんな展覧会でした。
テーブルトークは、近隣も学芸員さんの参加が多かったので、アカデミックな印象でうーん、おもってたんと違う、かんじか、と思っていたら、ダークホースのお母さんの発言が!
3日連続で通っているという子連れのおやこ夫婦が!その濃い方々のコメントを聞けたのが収穫でした。
こういうのが好きだった自分と、今それを思い返したい自分と、工藤さんはどうしてこうしたかったんだろうと話を聞きたくなる展覧会でした。