中原さんは、キュートな図案やスタイル画とはうらはらに、その生涯は波乱そのもの。編集者、いや編集長として敏腕でありつつも、敏腕通り越して辣腕もこえて、追い出されちゃうほど。逃げた先がパリで、パリジェンヌのおしゃれっぷりとしかと目に焼き付けて、パワーアップして帰国されたとか。何度も体調崩して倒れているのに、
仕事への欲は失せず、最後まで…という道をたどっていました。最後には自分がこの仕事に入るきっかけとなった人形づくりに戻って、制作していました。
初心に戻る、というところで、私の心に響いた展覧会でした。
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