[依頼内容] 新商品「心美珠(しんびじゅ)」に関する広報ツールを作りたい。
[誰に対して] 個人売りか、卸向けか決まっていない。まずは商品を認知してもらえるようなイメージを作りたい。
家族葬に興味のある人、または会社。
[気 をつけたところ] 数珠=宗教色、葬式、法事、といった暗い印象にしないこと。使いまわせるイメージ写真をしっかり作ること。
[作業内容] 必要とされる広報ツールの案出し、写真撮影とディレクション、デザイナーへの指示。校正とブラッシュアップ作業。
+ 認知に効果的と思われる広報媒体の提案。すべてにおける原稿制作。
[クライアント様情報] 母体はプラスチックの製造を行っている会社です。粘土から珠にする技術を持ち、特許をとりました。その技術をいかし、数珠を企画、生産。メッセージを書いて納棺するというアイデアが家族葬向けと話題となり、県外などから引き合いがあります。
心美珠(しんびじゅ) http://www.shinbiju.jp/
[チームメンバー] D.E.W. サイトウリコ AD.山本智恵美 P 中村彰宏、上田順子 web 森川徹志
ほかにも次のような制作物を制作しています。
・【広告用】地元業界紙の裏面に年数回掲載する用のデザイン
・【説明書】高級桐箱の中に入れる説明書
・【ポスター】ターゲットを故人の伴侶に絞ったもの
なーんだ、同じデザイン、同じ写真の使い回しじゃないか、と思われるかもしれません。
ですが、毎回デザインを変えるとデザイン費用がかかります。写真もしかり、原稿もしかり。
当初のご相談は、商品を開発して、これから販売していこうというテストマーケティングの段階だったので、
まずは「しっかり土台を作る」ことをモットーに、写真撮影にプロのカメラマンを使いました。
あとは制作物が出てきても、使い回しをするようにして、制作費をおさえるやり方にしました。←ここ大事でしょ?
原稿は私が担当しています。初回の相談から密にさせていただいているので、クライアントさんの「なんとなく言いたいこと」を文章に落とし込んでいます。どれも同じ文言に見えますが、実は制作物ごとに変えています。(全部ではないけど)。
1年、2年と経つと、次はどういう風な表現でアピールしていきたいかがクライアントさんの中で見えてきます。そのときにお打ち合わせをして、制作内容を考えています。
そのときもやはりカギは写真。綺麗な色の珠を見せたいので、数珠のイメージ写真を撮り直して進めています。
【広報サポート】としては、地元の葬儀社さんや卸業者さんを紹介したり、葬儀関係のフェアやショーの見学をおすすめしたり。
新商品・新サービス合同プレス発表会@福井商工会議所 をおすすめしました。
http://www.fcci.or.jp/jointpressrelease/index.html
7回目に参加されています。その後、福井新聞にも取り上げられました。
http://www.fcci.or.jp/jointpressrelease/pre-index.html#6th
私が仕事の一つとしている広報サポートは、いつ、どこで、どのタイミングで、何を、というふうにヒアリングしながら効果的な広告・広報の提案しています。一概に伝えられないので割愛します。
心美珠さんは、ひとつのイメージをもとに、制作ツールを広く展開させていく手法の事例として披露させていただきました。