雪国なのに、なんだから建築考察。

福井の冬は長い。曇ってる。常に雨か雪かあられ。
なのに、どうして公共施設には雨よけになる通路がないのか。

県立図書館のだだっ広い駐車場から玄関先まで、常に雨雪ダイレクト。
先日は、子ども3人に赤ちゃんを抱っこして傘さしつつも、入館にたどり着くまでに赤ちゃんの頭に雪が積もる始末で。
県立音楽堂の駐車場から音楽堂までは階段上がらないといけないうえに、よく滑る通路。
ほかにもたくさん。

雪国の暮らしを知らない人が設計するとこうなるんだな。「雨よけ通路作ることが条件」とかいれてほしい。
そんな通路、作り側にとっては「かっこうわるいから」、なんだろう、雨よけなんて。
都会はさ、地下鉄のぼれば、そこが会館なわけよ。そんなふうに交通網が整備されている。

その点、アピタ福井とか近所のスーパーには雨よけ通路があって、利用客のしてほしいこと、分かってる。後付けでもいいから付けてくれているもの。

利用する人にとって本当に必要な機能ってことを考えないんだろうか。

雪国なのに、なんだから建築考察。」への4件のフィードバック

    1. rikotaro さんの発言:

      おお、心強い!パパ的視点でも見てみてくださーい。

      返信
  1. hawsのわ さんの発言:

    おっしゃる通りです。
    雪の事を考えず設計してつぶれてしまって、
    取り壊さざるをえなかった、大野の小学校。
    結局誰も責任を取らなかった。
    公共施設どころか個人の住まいでも同じ事が。。。
    雪が降る福井なのに、雑誌の都会の家と同じつくりを希望する施主と
    そのまま創っちゃうプロ。

    勾配のある屋根。軒の深いポーチ。洗濯物をリビングに干さなくても良いサンルーム。
    福井には福井の住まいの形がある。

    カッコいいだけじゃ簡単。
    カッコ良くて機能的。
    使う人が幸せにならなくちゃ。ね。

    返信
    1. rikotaro さんの発言:

      コメントありがとうございます。
      大野の小学校は、県民誰もが「あー、やっちゃったなあ(笑)」と思ったことでしょう。記憶に新しいです。教訓の域ですよね。

      雑誌の都会の家造りを希望する施主とそれがデキルプロの関係は、素晴らしいと思います。ようは、そこに、北陸の気候の怖さが入ってないことなんですよね。雑誌の世界も、しょせん太平洋側の人の話。
      私も数多く住宅取材をしていますが、北陸において「これ、成功した家!」というご自宅を見たことがありません。。。サンルームを付け忘れて泣いている奥様をよく見かけます。
      車社会なんだから、カーポート付けても見栄えのいい家ってないかな、と思ってます。

      返信

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